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個人開発に関するテックブログ

アプリやサービスを作る前にチェックしたい6項目

最近、新サービスを考えるのが好きだ。今までの自分はとにかく思いついて良いと思ったら速攻作り始めてたけど、それじゃいけないと感じたのがきっかけだ。様々なサービス企画の本を読み、今の自分が行き着いたチェックリストをまとめておこうと思う。

サービス企画チェックリスト

これらの項目を満たしていたら、 GO だ。

  • そのサービスはWeb, Google Play, App Store にあるか。もしある場合、それを超えられる自信はあるか。なぜ似たアプリが流行っている/流行っていないのか
  • そのサービスのコアな機能は何か。それが他サービス、実物などと違って何がいいのか。
  • なぜ人々はそのサービスを使おうと思うのか。何がきっかけか。明確にあることが望ましい。
  • ユーザーがそのサービスを訪れる頻度は高いか
  • サービス内でシェアしやすいコンテンツを持っているか。それは他人から賞賛を得られる内容か
  • あなたが情熱を持って開発したいサービスか

サービス企画方法

これらのチェックリストで当てはまらない項目も出てくるだろう。その時に別アイディアを出す上で使えるのが、「ファンクショナルアプローチ」。

簡単に言うと、思いついたサービスの「なぜ」を突き詰めてまずは考える。「ooだから」という突き詰めた答えが出た後で、「それだったら、別にooをしなくてもxxすればその目的は達成できる」という代替案を掲示するのだ。ユーザーとしてはそれでも同じ問題を解決できるので喜んで使うことだろう。

「なぜのアクション」がとても重要だ。そこにユーザーの持っている隠れた問題があり、問題を解決することでサービスは利用されるからだ。このことはすべてのサービスにおいてあてはまる。なぜから見える問題を解決しない限り、アプリが流行ることはまずないだろう。

よって、例えば投資家を前にプレゼンしたいと思ってるスタートアップな方々は常に"なぜ"を意識してやる必要があると思う。

参考図書

自分がお勧めするサービス企画に有用な本を挙げよう。

600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)

クックパッドのコアである「なぜ人は料理をするのか」を突き詰めて考え、それを軸にすべての行動の判断軸を設定して真摯に行動し、成功したという体験が書かれている。さっと読めるのでお勧め。

Hooked ハマるしかけ 使われつづけるサービスを生み出す[心理学]×[デザイン]の新ルール -

ハマるサービスは何の特徴があるのか。それをユーザーの行動において4つのフェーズに分けて解説し、法則を導き出している。

Hooked ハマるしかけ 使われつづけるサービスを生み出す[心理学]×[デザイン]の新ルール

問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門

なぜを突き詰めてからそこから導き出される問題解決方法を提案している。それぞれの例が納得できるものが多く、特にサービス企画をする上で参考になる。

注意

こういう手法を重視してしまい、すべてのアイディアに対して否定的な意見を持って行動できない残念な大人がたくさんいる。

考えるのはいいことだけど、考えすぎて行動しないってのは最悪であることを肝に銘じよう。