1週間かかったが、ようやく読み終えた。慣れないこの分野の勉強で戸惑う部分も多かったが、なんとか達成できました。
この本を読んでみて、英語の読み方の大方の部分がわかったような気がします。ここのthatは従属節属詞か関係代名詞か代名詞か。 この過去分詞形はどんな役割をもっているか etc。 これから英文を読んでいく上で細かいことも考えるクセを付けてくれたような気がします。そして何より良いのがこの本の内容のまとめとして練習問題があることです。これが38問あってそれぞれ詳しい解説付きなので、残りは電車の中で訓練していっけば十分ですな。
これから下に記したテキストはもちろん後で見返すということもあるのですが、自分で本の内容をまとめてタイプすることによって記憶の定着を図っている部分もあります。そういう意味で英語でもこの方法は有益だった感じがします。
52,仮主語、仮目的語のit
主語または動詞の目的語が不定詞名詞用法・動名詞・名詞節のとき、主語または動詞の目的語の位置にitを
置いて、不定詞名詞用法・動名詞・名詞節を文末に回すことがある。つまりそのit=文末の動名詞・不定詞・名詞節
it 仮主語、仮目的語
文末に回った不定詞名詞用法・動名詞・名詞節を真主語、真目的語と呼ぶ。
I know what it is to be poor.
(O) | O |
53,意味上の主語
to不定詞によって表される動作・状態の主体を特別に明示したい時にはto不定詞の前に「意味上の主語」をfor+名詞の形で置くことになっている。
準動詞によってあらわされる動作・状態の主体を表す名詞を「意味上の主語」という。3タイプある
1,意味上の主語になる名詞が文中でそれ以外の働きをしているタイプ
He spoke loudly enough to be heard above the music.
S ① ad ad ad|-③ ad
Heは構造上の主語であると同時にto be heardの意味上の主語になっている。
2,意味上の主語になる名詞が文中でそれ以外の働きをしていないタイプ
・不定詞は直前にfor+名詞」を置く。
I can vouch for his having been there.
S ① S' 名 | ① ad
hisはhaving beenの意味上の主語。 having beenは完了動名詞で前置詞forの目的語。
・動名詞は直前に「所有格の名詞・代名詞はたは目的格の名詞・代名詞」を置く。これを念頭に置くと、下の文がわかる。
There is a danger of our respect (for it) becoming mere lip-service.
S S' ────────────→ 名|②
respectはbecomingの意味上の主語。becomingは前置詞ofの目的語。
・現在分詞・過去分詞は直前に主格の名詞・代名詞を置く。
This done, they all dispersed.
S' ad|−③ S ①
3,意味上の主語になる名詞が文中に出てこないタイプ
Studying English is no easy task.
54,関係代名詞の省略
目的各の関係代名詞が形容詞節の先頭にある場合は関係代名詞を省略することができる。
the village (which) he was born in
the village in which he was born
2つ目のものはinが形容詞節の先頭となっているため、省略できない。
名詞の後にコンマなしでS+Vが続き、しかもそのS+Vの後に動詞の目的語か前置詞の目的語が足りない時は関係代名詞が省略されている可能性が高い
55、前から名詞を修飾する分詞
-ing 名詞
動詞型①
・〜しつつある名詞
a falling apple 落下中のリンゴ
・分類したときに〜する方の名詞
a flying fish 飛ぶ分類の魚(飛び魚)
動詞型③
・〜するような性質を持っている名詞
an exciting game 興奮する試合(興奮させるような性質を持った試合)
過去分詞 名詞
動詞型①
・〜してしまって、今もその状態である(完了)
fallen leaves 落ち葉
動詞型③
・〜された
an invited guest 招待されたお客
a sleeping car は動名詞+名詞の名詞+名詞形。
56、原形不定詞
see,hear,watch,feel(知覚動詞),make,have,let(使役動詞)等の動詞を⑤で使い、
補語に不定詞を置くときはtoのつかない原型動詞そのものを置く。
I saw him enter the house.
S ⑤ O C|③
57、副詞目的格
名詞の働きは「主語、動詞の目的語、前置詞の目的語、補語」だが、例外的に2つある。
「同格」と「副詞的目的格」。
・副詞目的格・・名詞に前置詞を付けず、名詞のままで副詞の働きをさせる現象。
前置詞を付けて副詞句にするのが原則だが、時間、距離、数量、様態を表す一部の名詞は前置詞を付けずに副詞の働きをする。
ex) You should do it this way.
副詞的目的格
All his life he lived in London.
副詞的目的格
The Child was five years old.
・同格・・my father ,John (私の父、ジョン)のように、名詞を別の名前で言い換えること。
58,完了準動詞
have+ppの2つの特殊性
・haveは助動詞だが、後には原形ではなく過去分詞形の動詞が来る
・haveは助動詞だが、不定詞(to have pp)や動名詞・現在分詞(having pp)になる。
He seems to have been rich.
He was ashamed of having failed.
59、名詞+that+動詞
コンマなしで名詞・・・+that+動詞・・・という形が出てきた時はthatは直後の動詞の主語になる関係代名詞と考えてOK。
3タイプある
1、直前の名詞が先行詞になるタイプ
An account is a written or spoken report (that gives you
S ② ③のpp C S ④ O
the details of something (that has happened.))
O S aux ①
いずれのthatも直前の名詞が先行詞になる。
2、直前の名詞よりもさらに前にある名詞が先行詞になるタイプ
We have seen changes in a single lifetime that dwarf
S aux ③ O ad S ③
the achivements of centuries.
O a
dwarfにsが付いていないということは、lifetimeが先行詞ではないことがわかる。
これは、changesにかかっているということがわかる。
こういう判断ができない場合は、文脈から考える
3、前方にIt isがあり、そのItが先行詞になるタイプ
It was the ambassador that met us.
私たちを迎えてくれた人は大使だった
=the person that met us was the ambassador.
これをIt is .. thatの強調構文という。
このitは人でもものでも場所でも時間でも、文脈に応じて何でも表せることになっている。
61、so~that S+V
今まで習った「とても〜なので〜」の他に、
soのあとが様態の場合、「SがVするように、〜」と訳せる。
The bridge is so constructed that it opens up automatically
S ad -③ S ①
in the middle when a big ship approaches it.
接 S ③ O
「その橋は大きな船が近づくと中央が自動的に開くように作られている。」
62、have+O+pp
・Oをppされる
・Oをppさせる
・Oをppしてもらう
・Oをppする
He had his wallet stolen in the train.
S ⑤ O C|-③ ad
彼は列車の中で財布をすられた。
財布をすったのはHeではなく、スリ。このすられた行為はHeの意志とは無関係に行われた行為。
64、関係代名詞のwhat
先行詞と関係代名詞が融合してwhatになることがある。
the thing which I am searching for
○what I am searching for
×for what I am searching
しかし、このwhatが疑問代名詞の場合がある。↑の文が疑問代名詞ならば正しい。
for what I am searching
(私が何を探しているか、ということ)
whatに含まれる先行詞は原則としてthe thingである。
逆に言えば読む人がwhatに含まれる先行詞がthe thingでなくても差し支えない訳である。
After what seemed to us an age, the lifeboat reached the drowing man.
(1年にも思われる時間が経った後で、救命ボートはおぼれている人の所についた。)
 ̄ ̄
65、言い換えの分詞構文
分詞構文以外の部分を主文と呼ぶ。
この主文だけでは説明が足りない時に主文のあとに分詞構文を置いて、主文をさらに詳しく言いかえることがある。
Sailing long the coast of Australia, he had terrible experiences,
ad|① ad a S ③ a O
often being attacked by the savage natives.
ad ad | -③ ad
Sailing~は時を表す分詞構文
often~はhe had terrible experiencesを詳しく言いかえる「言い換えの分詞構文」
66、what節の枠組み
関係代名詞・疑問代名詞・関係形容詞・疑問形容詞・感嘆形容詞の5つ
関係代名詞のwhatが作る副詞節は決まっていて、通常は慣用的な表現として熟語のように扱われている。
それを除くと、whatが作る従属節は名詞節だけと考えてOK.
what節は名詞節で、主語・動詞の目的語・前置詞の目的語・補語・同格のどれかの働きをする
67、if節、whether節の枠組み
if
名詞節 ・・ S+Vかどうか (主語、動詞の目的語のみ)
副詞節 ・・ もしS+Vなら
whether
名詞節 ・・ S+Vかどうか(制約なし)
副詞節 ・・ S+Vであろうとなかろうと
68、誘導副詞のthere
be動詞が多いが、①の動詞であればよい。 ①に帰着する必要がある。
There seems to be some difference between them.
誘導副詞 ② O|① a S ad
69,such~that S+V
〜には形容詞が入る
程度 非常に〜なのでSがVする
様態 SがVするような、 〜に形容詞+名詞が入った場合
If an object is made for a certain function, it should be made
S -③ ad S aux -③
in such a way that it can perform that function.
ad 接 S aux ③ a O
ある品物が特定の機能の為に作られるならば、その品物はその機能を果たせるような形に作らなければならない。
70,関係副詞
前置詞+名詞が「時間、場所、方法、理由のどれかの場合は前置詞+関係代名詞を関係副詞として扱える。
Howの場合は注意が必要で、「先行詞のthe wayと関係副詞のhowは両方一緒に書いてはいけない」
That is the way he accomplished it.
that is how he accomplished it.
このように、先行詞が省略された関係副詞は名詞節を作ることになる。
71、that+完全な文
関係副詞のwhen,where,why,howはいずれもthatで代用されることがある。
関係副詞のthatという。
He cursed the day that he was born.
72,whenever節の枠組み
・関係副詞のwhen+ever
副詞節を作る。SがVするときはいつでも〜
・疑問副詞のwhen+ever
副詞節を作る。いつSがVしようとも〜
文脈で判断。
73、S+be+-ing
この形が常に進行形になるとは限らない。
-ingが動名詞か現在分詞形容詞用法のこともある。
His chief fault is idling his time away.
C|③
彼の主な欠点は時間を空費することである。
They were puzzling questions.
③ ing
それらは人を当惑させるような性質を持っている質問だった。
74,関係代名詞のwhat+S+be
これが疑問代名詞の場合は問題が無い。
しかし、これが関係代名詞の場合、こと・もので訳すと意味不明になる。 そこでwhatを「姿」として切り抜ける
Love accepts a person for what he or she is.
③ O ad C S ②
愛は人をその人のありのままの姿として受け入れる。
75、形容詞のwhat
関係形容詞のwhat
what 名詞 (S)+V = all the 名詞 that (S)+V
76,beingが省略された分詞構文
beingが分詞構文になる時は、しばしばbeingが省略され、beingに続く補語あるいは副詞要素だけが取り残されることがある。
(Being)Unable to prove his innocence, he was forced to leave the town.
ad|② C ad|③ O S -⑤ C|③
(彼は自分の無実を証明できなかったので、町を去らざるを得なかった。)
77,前置詞+that節
従属節属詞のthatが作る名詞節が前置詞の目的語になる時は、in,except,but,save以外の前置詞は省略しなければならない。
I was afraid that I might hurt his feelings.
↑
ここにofは入れてはいけない
78,数量・種類・様態+of~
原則としてA of B でBがAを修飾する役割を持つ。
しかし、Aが数量、種類、様態を表す名詞の時は例外的にAとofが結びついて形容詞句になり、Bを修飾することがある。
a lot of money たくさんの金
this kind of trees この種類の木
some fool of a man あの愚かな男
次は英語リスニング科学的上達法という本と同時進行でDUOの単語も覚えていこうと思います。DUOのCDも買っておいた!