Web ビデオ通話で起きた問題の特定と解決方法
ども、@kimihom です。
最近は Web 上で簡単にビデオ通話ができるサービスが増えてきている。そんな中でよく起こるのが、うまく聞こえなかったり途切れたりして会話が成り立たないという問題だ。そんな問題が起きた時の原因の特定方法について記す。
イヤホン使ってる?
まず最初に原因として考えられるのが、パソコンに接続したマイクの問題だ。AirPods の内蔵マイクなどは、かなりの確率でビデオ通話の音質に影響を与える。相手が聞こえないとかになってしまう確率がとても高い。そのビデオ通話が本当にたまにしかないのであれば、相手に我慢してもらうしかない。
ビデオ通話で会話に支障をきたしたくないのであれば、ヘッドセットを利用しよう。ヘッドセットも最近はワイヤレスの機器が増えているが、音質が大事になるケースでは有線のヘッドセットの方が確実に安定する。
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ビデオ通話であれば普段は机の中にしまっておいて、必要な時だけ USB に接続すればいいだけなので、USB ヘッドセットを買っておいて損はないはずだ。
インターネット回線は安定している?
Web でビデオ通話するので、当然インターネット回線を使うわけだけども、単に Google や Yahoo! が見れるから、ビデオ通話も問題ないと考えるのは誤りだ。ビデオ通話は、こうした Web アクセスとは比べ物にならないほどインターネット回線速度が重要になる。通常の Web サイトへのアクセスは、ダウンロード速度だけが重要になるが、ビデオ通話の場合はダウンロード/アップロードのどちらも速くないといけない。アップロードが遅いと、自分の声や映像が相手に正しく届かないということが起こる。
ダウンロード/アップロードのどちらも、最低 10 Mbps は欲しいところだ。それを下回るインターネット回線だと、通話に支障をきたしやすい。また、ビデオ通話の場合はインターネット回線速度が安定して出続けていることが大事になる。一時的に速度が出ていたとしても途中で途切れたりしてしまうと、それだけでビデオ通話が不安定になる。Google のネット回線速度のテストで試してみよう。
パソコンは重くない?
そして最後に使っているパソコン自体が問題ないかを確認しよう。例えばソフトウェア(ウィルス対策etc)のアップデートが走っていたりすると、それだけでPCが重くなる。最近重たいソフトウェアをインストールしたりすると、もちろんパソコンの処理も重くなる。これが原因の場合は、単にPCを再起動するだけでだいぶ改善される。
改めて Web のビデオ通話は通常の Web アクセスより重たい処理が必要になることを理解しよう。必要に応じて、DiskWave や AppCleaner を使って定期的にパソコンを掃除しよう。
検証方法
一番手っ取り早い検証方法は、「それぞれ別のを使ってみる」ということだ。
- 違う Wi-Fi に接続して解決しなければ、ヘッドセット or パソコン に問題がある
- 違うヘッドセットを使って解決しなければ、Wi-Fi or パソコン に問題がある
- 違うパソコンを使って解決しなければ、Wi-Fi or ヘッドセットに問題がある
Web ビデオ通話で問題が起きたら、大抵の原因は上記の3つなのでこれだけで原因を特定できる。
改めて認識していただきたいのが、ほとんどの場合、音質や映像の品質が悪いのは、Web ビデオ通話サービス側のせいではない ということである。それらの問題は使っている側の環境に問題がある。
終わりに
今回はビデオ通話でよくある通話品質の問題の解決方法について解説した。
お互いの通話環境を整備して、お互いが快適にビデオ通話できるように用意しよう。