ども、@kimihom です。
今回は Heroku の初心者向けイベントで発表した内容をまとめる。Web アプリを作る上で必須となる全7項目を挙げ、それぞれのポイントについてまとめた。
基礎を知ってから応用を学ぼう
たいていの技術学習の失敗事例として、いきなり Ruby on Rails といったフレームワークを学び始めてしまう点がある。その場合、文章に説明で出てくるワード一つ一つの意味が理解できず、ただなんとくなく読み進めてしまうだけ、もしくは読むたびにストップして全く進まないということが起きて勉強に挫折してしまう。
だからこそ、あえて私は最初に Linux を学ぶことをお勧めした。Windows で Linux を学ぶのはちょっと大変だけども、それでも苦労しながらでも基礎を学ぶ価値はある。当然ながらプログラムの動作環境の基礎でもあるし、Linux の考え方(コマンド名やパイプなど)がプログラミングのベースになることも多い。Linux を知っておけば、今後の学習は優位に進めることができる。
それと同じ理由で、HTTP も学習してほしい内容に取り込んだ。HTTP 自体は学んで何か新しいものが作れるようになるというわけではないけど、今後 Web アプリケーションを作るなら HTTP の一つ一つの知識が確実に今後の学習に優位に働く。
ここら辺の基礎は最初は退屈だけども、頑張ったぶんだけその後の学習が楽になるので信じてやってみていただければと思う。
本を勧める理由
それぞれの項目で本を買って読むべきことをあえて強調した。私は今でも本気でプログラミングを学ぶなら本を読みながら自分でコマンドを叩く学習方法が一番最強だと考えている。
本なら空き時間にいつでも手に取って始められる。勝手に目に入って来るというのも一理ある。"お金を出して本を買った"という事実から、やりきらなければというモチベーションが強く働く。また、人気のある本は体系的にしかも細かく教えてくれるため漏れが少ない。
今回は12冊の本を最低でも読むべきことを伝えたが、本気でやれば半年で読み終えられるだろう。読み終わって忘れたとしても、すぐに手にとって思い出せるようにするだけで OK だ。結局のところプログラミングはいかに引き出しを多く持つかが大事であって、全て覚えることが重要ではないのである。
ブログを書こう
学んだことはぜひブログに書いてほしい。それが学習の成果物にもなるし、今後見返すことだってできる。何よりそのブログ記事を読んだ他の方々を助けられることもあるし、読んだ誰かが新しいことを教えてくれることもある。
学んだ内容を記事にすることほど書きやすい記事ネタはない。最も簡単に記事を書き続けられる方法の一つだ。その経験を通して、他のテーマでのブログ記事もかけるようになっていけば、確実に今後の自らの資産となって残り続ける。
私のブログは現在ありがたいことに200人以上の読者がいるが、これも最初は当然0からのスタートだった。いつ始めるかだけの違いだと思うので、ぜひ同じようにブログを始めてみてほしいと思う。そうしてコミュニティが広まっていくのが個人的な技術コミュニティの理想形だ。
終わりに
初心者の方が最初から12冊! と言われると尻込みしてしまうかもしれないが、逆に12冊読むだけでそれなりの Webアプリケーションが作れるようになってしまうんんだと考えていただきたい。
Web アプリケーションが作れるようになれれば、アイディア次第で世界中の人がそのサービスを利用したいと思う時が来るかもしれない。そんなワクワクした世界はインターネット以外存在しないのだ。ぜひ今の時代を生きるからこそ、プログラミングを本気で初めて、自信作を世界に公開していってほしいと思う。