自己資本 x 自社サービスにかける想い
ども、@kimihom です。
今度 Bootstrap Night! vol3 が開催されるので、それに先駆けて個人的なこのイベントについて想いを書いてみる。
イベント概要
Bootstrap Night! は去年から半年に1回の頻度で開催されている。外部からの資本を取り入れず、自分たちの力だけで自社サービスを成長させている企業がある。そうした企業が、どのような想いでサービス運営をやってきたのか。どのようにして今に至るのか。そして今後は会社をどのようにしていきたいのか。サービス開発だけでなく、会社経営やビジョンについても考えられる場になってきていると感じている。
そして何より、 自己資本主体の会社経営(Bootstrap)でも、自社サービスを運営して成長させられるという事実を改めて知ることのできる貴重な場になっている。自己資本では会社の意思決定全てが自分たちのコントロールできる範囲に置かれるので、完全に自由で、そして想いを曲げることなく会社とサービスを運営し続けることができる。だからこそ、サービスが成長し続けてもブレない(顧客を裏切らない)開発が可能になり、顧客とより密な関係を築き続けることができる。その熱い想いを聞ける場こそ Bootstrap Night! の醍醐味ではないだろうか。
自己資本 x 自社サービスへのスポット
自己資本の会社経営では一般的には自由を得られると言われている。では自己資本で運営する企業が自由を得て何をしていくのか? これに関してはそれぞれの企業によって考え方は異なるので、会社経営に関しての思いについても聞けることだろう。
こうした自己資本の企業へスポットが当たりにくいのは、関係者が少ないからだと考えられる。どうやって多くの人に知ってもらえるようにするかは、本人たちの努力でしか実現できない。私がこうやって日々ブログを書いたり、どこかのイベントに協賛して知ってもらえるようにしたり、拡散の仕組みを自分たちのサービスに取り入れたりすることが求められる。当然こうした活動は関係者(ステークホルダー)が少ないので、とても難しいことである。
そんな自己資本で自社サービスを成長させている企業に焦点を当て、情報を共有する場である Bootstrap Night! はとても貴重な場になるはずだ。自己資本で成長させられている企業は、サービス開発を成功させるための "本質" を理解している。それは お金や人の多さでどうにかなるものではない。「サービスを作って、使って欲しい人に使ってもらい、彼らに必要とされ続けたい」という純粋な想いがそこにあると思う。
参考リンク
以前の開催レポートや、参考になる書籍についてご紹介。
”理想を永く追い続ける” Cloud Business Night! イベントレポート | selfree
「Bootstrap Night! vol.2」イベントレポート | selfree
アメリカで開催される Bootstrap 関連最大のイベント。アメリカではカンファレンスが開かれるくらい一般的(?) になりつつある。
自己資本x自社サービスに関してはまずはこの本
小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則
- 作者: ジェイソン・フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン,黒沢 健二,松永 肇一,美谷 広海,祐佳 ヤング
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/01/11
- メディア: 単行本
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終わりに
今回は Bootstrap Night! 開催に先駆けて、個人的な想いを記した。日本で Bootstrap の企業を増やしていきたい。その先駆けとしてこれからも会社/サービス運営を続けていく。
次回開催の Boostrap Night! vol3 でお会いしましょう。