サブプロジェクトが今後のイノベーションを起こすわけ
ども、@kimihom です。
今後はメインの仕事の外で行われているサブプロジェクトこそが、次なる大成功サービスを生み出すと考えている。ここでいうサブプロジェクトとは、土日とか終業後の空き時間で作られるようなサービスのことを言う。
従来の一発勝負サービスの欠点
今までで、何かサービスを立ち上げるという場所に居られるのはどんな時だろう?一般的には企業の新規サービス開発部門か、スタートアップのどちらかだ。そしてどちらも新規サービス開発をフルタイムワークとして働き、それにかけるくらいの覚悟が必要である。
それにかける必要があるので、そのサービスはマネタイズをしっかりと考えなければならない。人によって期間の基準は違うが、1年やってみて収益化が見られなかったら閉じるという何かしらの判断基準があることだろう。うまくいく・いかないを早めに判断しないとその企業の存続が危ぶまれてしまうから、そもそものチャレンジが無難なものとなってしまう。大企業で言えば、他のスタートアップでうまくいっているアイディアをパクるという方法などである。スタートアップですら、手堅く稼げるビジネスに最終的には持っていかないといけない。上場して株主に還元しなければならないからである。一般的にそのスパンは3〜5年と言われている。
マネタイズを考え出したサービスにげんなりすることは多くある。とにかく稼ごうとして広告をたくさん出すようになったり、有料会員でないと今まで使っていた機能が使えなくなったりする。これはどんなユーザーにとってみれば、他に代替手段があればそちらに移ってしまいがちになる転機となる。マネタイズを考えることとユーザーを増やすこと。このどちらも両立させるのは本当に難しい。
サブプロジェクトのメリット
まず本業でしっかりと手堅く稼ぐ。これが何よりも大事だ。そのキャッシュがある状態が前提である。サブプロジェクトでとんでもない理想を掲げて実際にやってみるのが意義である。このアイディアがうまくいけば日本を、世界を変えられる。そう思えるようなぶっ飛んだアイディアだ。
そこにマネタイズや規制などの壁は存在しない。"やってみてうまくいけばラッキー" 程度で挑むことができる。さらにサブプロジェクトなので技術的にも大きなチャレンジを起こしやすい。失敗しても本業には影響が出ないので、思う存分試すことができる。実際にそうしたサブプロジェクトで発足したシリコンバレーのスタートアップは多いと聞く。
副業感覚の熱意でうまくいくのかってのはあるけども、その程度だからこそぶっ飛んだアイディアでチャレンジできるのだ。熱意がありすぎると返って無難なサービスに落ち着いてしまいがちになってしまいがちになる。
誰からも指図を受けず、サービスの信念を通し続けられる。その信念に共感したユーザーは熱狂的なファンとなり、サービスを広めていってくれるだろう。うまく循環を構築できた時、サブプロジェクトから本当に大成功した日本のスタートアップが生まれるのかもしれない。
私の考える条件:
- 副業と言いつつも収益は求めない
- 社会の変革/技術鍛錬/モチベーション向上を目的とする
- 必要最低限の少人数
- 実現したい世界が明確である
- 実現には最新テクノロジーを用いる必要がある
ってことで、早くどの企業も副業を認めたほうがいいと思う。